那覇駐屯地の広報資料館(1)

那覇市鏡水(かがみず)に、沖縄陸上自衛隊第一混成団が駐屯する那覇駐屯地がある。
今日はその中にある広報資料館を見学した。
資料館の構成は文字通りシンプルで、2つの部屋に成り立っている。
一つは不発弾処理を紹介する展示室。
もう一つは沖縄戦の作戦履歴を再現した立体模型室だ。
不発弾処理も沖縄では結構重要な任務だが、資料館のメインイベントは、やはりこの立体模型室だろう。ただの模型を展示しているのではなく、ナレーション付の映像を同時に流しながら、模型を利用して沖縄戦を再現するものだ。見学は無料
この模型、昭和57年に当時の隊員たちの手で作られたらしく、沖縄本島の南部から中部までを1/8000の縮尺に電飾を施し、ナレーションに従って日本・アメリカ両軍の配置と戦況をビジュアル化している。
沖縄平和記念公園の常設展示場にも同じような本島全域の模型があり、同じように映像とナレーションを流してはいるが、作戦進行の過程を部隊配置も含めて再現しているのは、こちらの方だった。

ネットサーフィン中に偶然見つけた広報資料館のホームページで、この立体模型室が紹介されており、私は早速見学の予約をした。
電話口では希望の日時と参加人員、それに代表者の連絡先等を伝える。幸い希望日はそのまま受け入れられた。ただし、駐屯地のゲートで受付の手続きがあるので、大体10分前くらいに来てほしい旨要望があった。
見学当日、私は約束通り10分前にゲートについた。
那覇から331号線を糸満向けに走る。山垣花高架道路を上がり、糸満方面に進むと、最初の信号(鏡水)で右折(というよりUターン気味)すると、パイナップル・ハウスのちょうど真向かいにある。
ゲートで体つきのしっかりした(陸自の隊員なのであたりまえだが)中年隊員に止められたので「広報資料館の見学に来ました」と伝えると、彼は「あ、では右側の駐車場に止めて、あそこ(ゲートの左手を示しながら)で受付をお願いいたします」と答えた。
私は了解してゲートをくぐり、すぐ右手にある駐車場に車を止めた。
車を降りてゲート左手にある受付の建物へ向かうと、20歳前後にしか見えない迷彩服の女性隊員が立っていた。どうやら彼女が案内係のようだ。私は彼女に挨拶をしつつ、受付の前に立った。
受付の隊員に目的を伝えると、「では、こちらに必要事項の記入をお願いします」言いながら葉書大の用紙を出されたので、私は氏名・住所・要件・車の車種や車番などを記入し、免許証を提示する。
すると、受付の隊員から首から下げる許可証みたいなものと、「これを車のフロントガラスのところに置いて下さい」と言って、車の通行証を渡された。

案内係の女性隊員に先導され、資料館を目指す。
まず駐車場に戻って、フロントガラスから見えるように通行許可証をダッシュボードの上に置くと、再び10月の炎天下を歩き始める。
那覇駐屯地は那覇軍港の横にある小高い丘の上にあり、歩きながら右手を見ると、那覇港と那覇の街がパノラマで広がっている。
五分ほど歩くと大きな建物があり、入り口には「第1混成団本部」の大きな表札(というのか?)が掛かっている。
(もしかしてこの中?)と思ったら、違うらしい。案内されたのでは本部の隣にひっそりと建つ、コンクリート製の平屋だった。

パート2へ続く

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